理由と摂り方を解説!!

今回は「タンパク質」についてのお話です!
「運動してもなかなか痩せない」「ダイエット中なのに体がだるい」そんな悩みを抱える方に知ってほしいのが、“タンパク質”の大切さです。筋肉や肌、髪、内臓など、体の多くはタンパク質でできており、代謝や修復にも関わるため、体の内外を整える基礎となる栄養素です。
ダイエット中にタンパク質が不足すると、脂肪だけでなく筋肉まで減ってしまい、代謝が落ちて痩せにくくなります。タンパク質をしっかり摂ることで筋肉量を維持でき、満腹感も得やすくなるため、自然と間食も減っていきます。また、エネルギー不足時でも筋肉を守りやすくなり、健康的な体づくりに繋がります。
目安は体重1kgあたり1.2〜2.0g。体重60kgの人なら72〜120gを意識しましょう。一度に摂るのではなく、朝・昼・夜の食事に分けて、間食や運動後にプロテインを取り入れるのが効果的です。
鶏むね肉、牛肉(赤身)、卵、納豆、魚、大豆製品などが身近でおすすめのタンパク質源です。調理が難しい方にはプロテインも便利。ただし、摂りすぎは肝臓や腎臓に負担をかけるため、あくまでもバランスが大切です。割合としては糖質6 脂質2 タンパク質2の割合がバランスのいい食事と言われています。
筋肉を守りながら脂肪を減らす――それが健康的に痩せる秘訣。日々の食事からタンパク質を意識するだけで、体も気分も変わっていきます。まずは今日の食事から、一歩を踏み出してみてください。
参考資料:上西一弘監修『栄養学博士が教える「たんぱく質」最高のとり方』(大洋図書)